今週の感想

ここはチラシの裏、もしくは壁だ

「ゴジラ(1954)」

この前「レディプレイヤーワン」見て「ゴジラ対メカゴジラ」か「メカゴジラの逆襲」見たいなと思って録画漁ってたら初代発掘したので何年かぶりに見た


今更この映画に何かしら言うのもなんだけど恥ずかしい話ではあるけど何というか、1作目だからこそ出来たというか、令和になった今見るとゴジラにしてはストーリーがちゃんとしてるよね。


突如として現れた巨大な怪獣ゴジラを軸にして主人公とヒロインの恋愛要素が押し付けない程度にあって、古生物学者をやってるヒロインのお父さんがその立場からゴジラを殺すべきではないって主張してたり、ヒロインの元婚約者の科学者が自分が作り出してしまった超兵器について悩んだり……。


その辺の要素って下手だとかったるくなっちゃうんだけど上映時間の関係もあってシーン単位だとあっさり進行していくから見やすい。


あと初代に対して何言ってんだってなるけど、ゴジラのフォルムはまさにゴジラ!ってシルエットしてて凄く良い。


首から上は山椒魚かよみたいなちょっととぼけたような感じで目も虚ろで怖いと可愛いのに間の子みたいなのに腰から尻尾や腿にかけてめちゃくちゃガッシリしててマッシブさというか安定感があるのが凄くカッコいい。


トータルだと「モスラ対ゴジラ」のハンサム顔が好き過ぎるのでそちらに軍配が上がるけどゴジラらしさは初代だよね。


序盤の大戸島に暴風雨とゴジラが来るシーンの特撮も最高、この映画で一番好きな特撮。



所謂怪獣映画気分で見ると多分退屈するし、ある程度古典を見ている自覚は必要になってくるんだけど、それはそれとしてちゃんと面白い映画になってるので、怪獣や特撮が好きだけどまだ見た事ないよって人は食わず嫌いしないで見てほしい作品。


ちなみに好きなキャラは政治と新吉。