今週の感想

ここはチラシの裏、もしくは壁だ

「ウルトラマンタイガ 6話」見た

開幕ライトの光や画面の四隅が滲んでるような演出で「実相寺っぽさ出してきたな」って思った。

それ以外にもカメラアングルとかなんとなく実相寺っぽいような雰囲気で撮ってたから田口清隆監督のドラマパートで漠然と感じてた平凡感というか単調な印象はかなり薄かった。(この辺はまだ上手く言語化できていないのでふわふわしてしまう)

河原でカナとおじさんが話し始めた辺りからはドラマ部分も結構面白くなってきたのであの感じが今後も続いていくと隙がなくなって最強になれる。

特撮部分は流石の田口清隆監督なので今回も新鮮な映像を見せてくれたので最高。この工夫と情熱をドラマパートにも是非活かして下さい。

あとは脚本の足木淳一郎も良かったと思う。ゲストを絡めてレギュラーキャラの掘り下げをちゃんとしてたりお話部分での不満はほぼないし名前覚えられそう。お話に期待できるようになってきたのはかなりいい傾向。

ここからはあらゆる事情を無視したオタクの戯言

「円盤が来ない」ってタイトルにして別々の見せ方で星の世界に行かない選択を見せたりペロリンガ星人を出したり最後は自転車に乗ってお終いと「円盤が来た」をかなり意識した今作だったら最後はおじさんが地球に残るって選択をするに足る景色をバックに自転車漕いでほしかった。そこまでやって完成だと思う。蕎麦を彼の好物、彼にとっての地球で生きる理由として出したなら、例えば最後に蕎麦屋さんの前を通り過ぎたりすると流石に直接的過ぎるけど少なくとも俺は一応の納得はできた。少なくともついでに撮りました的な河原よりかはいい。

ラストシーンの件と序盤に多用してたカメラアングル固定させて台詞垂れ流しが不満だけどトータル面白かったし楽しめた、来週も期待してる。