今週の感想

ここはチラシの裏、もしくは壁だ

「劇場版ウルトラマンタイガ ニュージェネクライマックス」ネタバレあり

・はじめに


まずはこの映画が公開された事に感謝。

一時期は本気でどうにかなっちゃうかと思ってた。


映画自体もオールスター要素ありタイガ完結要素もありでワクワクする場面もあってそこそこ面白かった。


相変わらずトレギア周りが良くなかったり虚無シーンはあったりとテレビシリーズからの欠点は全然変わってないのが残念ではあったけどトータル値段分は楽しめたかな。




・先輩達の見せ方が良い


冒頭でタイガ組の紹介をした後にかなり早い段階からグリムドを登場させてルーブ組と共闘って形にしたのは結構良かった。


真面目な話先輩達は最後の戦いまで殆ど出てこなくても何とも思わないくらいの気持ちでいたから早い段階で全員の顔見せをしてたのは好印象。


その後も闇堕ちしてから登場すると思ってたタロウがグリムド(初戦)のとどめを刺したり良い意味で予想を裏切る展開が続いてこの辺は本当にワクワクした。


しかもトレギアと因縁があるカツミ、タロウと関わりのあるヒカル、父親と戦ったことのあるリク、とそれぞれのキャラクターの要素をしっかり活かしてたのは客演させる意義があったなと思える。


オーブニカのメロディが流れなかったりとか因縁薄いショウ、大地、ガイさんの見せ場が少ないってのはあるけどその辺差し引いてもオールスターものの先輩の見せ方としては80点くらいある。



・イサミが最高


今作のイサミは画面の奥で販売スペースを巡ってリクと小競り合いして賑やかしをやってたのはいつものイサミって感じで良かったんだけど、

それ以上にトレギアを前にして逸るカツミやリクを誤解して突っ走ってくヒロユキをフォローしてまずは共闘しようとしたり、と本編で内輪揉めしまくってたのが嘘みたいに成長が感じられて良い意味で印象が変わった。


あと霧崎とカツミが問答始めようとしてる横で軽口叩いて2人にスルーされてるのも彼らしさが出てて良かった。



・スタッフロールの映像が良い


ある意味この映画で一番の良いところかもしれない。


主題歌である「ドラマティック」をバックにテレビ版タイガの名場面集が流れてるからあの3分間だけはとんでもない名作の映画化だったと思えるようになってる。


元々ニュージェネレーションシリーズって撮りたいだけ、上辺だけ、その場限りで映像の積み重ねがないそれっぽい見せ場を作ることに関しては上手だったからMAD動画的なノリで前後関係を無視した名場面集との親和性はめちゃくちゃ高いから今作のEDもクライマックスの名に恥じない最高に良い映像を見せてくれる。


まさに集大成。




・ドラマパートはそこまで良くない


冒頭で、増長したか気負ったかは分からないが何やら1人で突っ走り始めたヒロユキを見せたまではいいけどその後この要素は何かのフックになる訳でもなく特に触れられずに終わっちゃうから何で映したのかがよく分からないし、むしろこれがあるせいで中盤でヒロユキがタイガに「1人で抱え込まないで」って言うシーンが変な感じになっちゃう。


そんなの入れる前に最終決戦前にヒロユキの身を案じて別れを告げるトライスクワッド、それに対し僕たち仲間だから一蓮托生だろ的な事を言って説得するヒロユキっていうシーンがあるんだからここをドラマの山場になるようにしてほしかった。


いやしてるんだけどそれにしては前振りが弱過ぎる。


リクを見つけたヒロユキにタイガが「あいたからベリアルの気配を感じるから気を付けろ」的な事を言ってリクを敵と勘違いして向かって行くヒロユキ、なんてシーンがあるけどこれも何かになる訳でもなかった。


こういう何のドラマも生まない訳の分からないシーンを削らず残すのは流石にどうかと思ってる。


あとはトレギアが真面目そうな話してる後ろで何をするでもなく棒立ちしてる闇堕ちタロウっていう動きも緊張感もない絵面が2回も出てきたのは流石に撮り方が悪い。


せめてタイガが闇堕ちした時みたいに闇の力を抑えきれずに暴れるだとかインナースペースで闇に抗ったり飲まれたりしてるタロウを映したりとかしてほしかった。


タロウの顔アップでその辺説明した気になってるんだったらテレビ版から演出ショボくなってるし相当ガッカリ。



・トレギアの話はテレビ版でやれ


眩しすぎる光に近づく為に闇を追い求めただとか、人間そのものが混沌だしヒロユキこそが最大の障害だったって今更トレギアに言わせるならテレビ版の内に言っとけっていうかヒロユキ対トレギアの対立構造をテレビ版でもっと真面目に作っとけよ。


あとトレギアとタロウに因縁があるって話もテレビでやれ。これをやってるかやってないかでテレビ版の印象もかなり変わってただろ。


まずタロウに執着してるトレギアがいる。

トレギアのタロウに対する異常行動の一環として息子であるタイガを狙った。

この構図を「見てるかNo.6!お前の息子が〜」なんて中盤にある二言三言程度の台詞だけじゃなくてちゃんと映像で見せなさいよ。

何のための映像媒体だよ。


トレギア周りだけは褒められるとこなんもない。



・終わりに


良いところも悪いところも結構ある映画だけど何だかんだ良い気分で映画館は出てたし盛り上がるところは盛り上がってるから言うほど悪い映画ではない。


でもまあタイガ自体真面目に見ると火傷する作品ではあるからYoutube公式配信の「30分で分かるウルトラマンタイガ」とかで軽く知識入れて後は雰囲気で楽しむのが一番良いかなとは思う。


そういう意味では初見向けの作品かな。


「ウルトラマンZ 7話」ゼロ師匠強過ぎ問題

異次元に隔離してジーッとさせようとしてもシャイニングの力でドーにかしちゃうのが余りにも便利技過ぎる。


劇場版ジードの時も思ったけどあの力を自由に使える状態だと大抵の状況は解決してしまう。


デメリットもあるにはあるけどメリットに対して軽過ぎるしどうなってんの。


作る側も如何にしてシャイニングスタードライブを影響度が薄い状況で無駄使いさせるか考えるの難しそうだし難儀なキャラになっちまったな。

(全部褒め言葉)




・あれ?そういえば特空機は……?


今回は3大ヒーロー揃い踏みが目玉だったので珍しくセブンガー達はお休み。


リクとゼロが客演してる時点でイベント色がかなり強いから寧ろ前回活躍してたのはこれまでのウルトラシリーズを考えたら破格の待遇。


設定した以上何が何でも特空機を活躍させる、ただ出すだけじゃなくて逆転の一手に絡ませてウルトラマンの勝利に貢献させるっていうのを徹底させてるのはゼットの独自性だと思うし先輩達が帰った次回以降の活躍に期待したい。




ジャグラー隊長とカブラギ


リクの事を誤魔化す時に咄嗟にSSPの活動を口走ってたのはかなり好印象だしジャグラー感が増してる。


既存のファンからすれば彼にとって怪獣事件に首突っ込む一般人といえばSSPだろうなって考えるし、その辺のキャラクター理解度のすり合わせてが出来てると丁寧な印象を与える。


他にもリクの変身口上みたいな台詞言ってみたり、あのジャグラスジャグラーが楽しそうに隊長やってるの見てるだけでこっちも楽しい。


そしてラストでカブラギの正体に気付いた……とまでは行かなくとも怪しい雰囲気を感じ取ったジャグラーが今後どうするのかが気になる。



今回で先輩達の顔見せも終わりカブラギはベリアルメダルを手にして本格的な活動が出来るようになって、とここからがウルトラマンZの始まりって感じする。


今まで影に隠れて存在感が薄めだったカブラギ君がどんな悪役っぷりを見せてくれるのかが今作が面白くなるかどうかの大部分を占めてると思ってるから活躍に期待してる。


そして来週はガンマフューチャーが登場するけど隊長がどうやって渡すのかが見所。



「巨神と誓女」1週間で機能改善

最初の記事じゃ殆ど意図的に書かなかったけどこのゲームはストーリー100点ゲームバランス3点ってレベルで酷かった、というか調整不足だった。


でも全体的な難易度緩和アプデが決まったから初期はどれだけ苦行だったのかをアプデ内容と共に私の体感で書いていこう。思い出探訪。



チュートリアルをスキップする機能の追加


この辺は前も書いた気がするけど、ゲーム開始して10分くらい操作がほぼ出来ない実質的なムービーを見せられるのは、本当にそれだけでブラウザバックする人出てくるレベルだからスキップ出来る様になったのは悪くない。


けど俺は妙に大作感があるというか、コンシューマ用の企画が流れ流れてDMMブラゲに辿り着いたっぽいチュートリアルが割と好きだからみんなに見てほしい。



・ワンダリングハザード出現時、事前にお知らせする機能の追加


はい。

今まではWHが出たらF5リロードしてレベル下げて再戦ってしてたんだけど、その分の手間が省ける様になった感じかな。そんだけ。



・巨神討伐時(特にSPECIALの巨神)の報酬の入手確率を上げます。

(補足、SPECIAL≒曜日限定巨神)


これマジでデカいかもしれない。


今までの曜日限定巨神は何もしなかったら1日2回、石を割ったら追加で2回の計4回しか戦えないのに、神器の解放やレベル上げで1キャラどころか神器1つにつき50個以上平気で要求してくるのが本当に辛かった。


それだけの要求量なのに☆1☆2素材が1戦闘で0個はザラだったし、プランターだと曜日素材が出ないのも狂ってる。


1杯500石や1000石のコーヒー飲ませる算段だったのかもしれないけど、それにしても1キャラ強化し切るのにかかる時間と金額はどれくらいを想定してたのか分からんくらいには気が遠くなる要求量だった。


それが今回どれくらい楽になるか分からないけど目に見えて入手しやすくなってたら嬉しい。



・オーダーの内容を達成しやすくなるように調整いたします。


漠然とし過ぎてて何とも言えないけど、多分現状倒せる人が殆どいない後半巨神のレベル30以上(及びWHのレベル30以上)を倒せとか、チェインやΩリング発生率下げる廃園の巨神相手のチェイン5以上、Ω3回が撤廃されそうな気がする。



・「想い出す」に関連するオーダーはチュートリアル以外は発生しなくなるようにいたします。


想い出すがどれだけクソかって話をすると


巨神が歌うのか(ランダム)

キャラに対応している謳なのか(全8種の中からランダム)

リングが発生するか(体感2ターンに1回)

謳に対応しているキャラなのか(ランダム)

時間内に想い出すを選択できるかどうか(ながらで遊びづらい、コマンドミスしたら今までの運ゲーが水の泡とこの瞬間だけ色んな意味でプレイヤースキルが求められる)


こういうこと



・一部巨神の「ステータス異常攻撃」の発生確率を下げます。


やったぜ。


後半の巨神って基本的に「混乱」「スタン」「各種発生率の低下」を持ってる上にそいつらの素材が要求される割合も多いから本当に苦行だった。確実に何らかの修行の一環だった。


そもそも最高レア以外碌な戦力にならないゲームバランス且つグリフの発動なランダム塗れのゲーム性で各種状態異常の予防なんて不可能だから現実的な対処法は「巨神が状態異常攻撃をしてこない様に祈る」しかない。これは今後も変わらない。


しかも「混乱」と「スタン」なんてやってる事は殆ど「即死攻撃」と同じなのに高頻度でバンバン撃ってくるから常にお祈りしてたし日頃の行い良くして徳を積んだりが欠かせなかった。


特に冒涜と神曲が本当に辛かった。


冒涜はこっちの行動阻害するのに高火力+神器解放の門番みたいな立ち位置だったのがマジでキツいし一番ムカつく。どうやっても無視できなかった。


これが少しでも楽になっててほしい。冒涜レベル28が鬼門過ぎる。



・一部巨神の「即死攻撃」の発生確率を下げます。


これに関しては1行動で1人しか死なない=「混乱」と「スタン」の劣化なのでそこまで気にしてなかった。



・「無限の巨神」の「リジェネ効果」(ターン毎に発生する効果)を撤廃いたします。


撤廃は凄いな。


私の面子だと基本的に追撃か毒のΩだったからリジェネ込みで削り切れること多くて、めんどくさいだけで強い巨神ではなかったんだけど、最高レア以外に人権がないゲームでいきなり持ち物検査してるのは普通に狂ってるからこれは正解。



とりあえず今回はこんな感じ。


後は最高レア以外の誓女をもうちょっと強くしてほしい。


そうじゃないと巨神の弱点を突いたり状態異常の予防なんかがフレーバー未満の存在感しかなくて最高レアの筋肉で殴るしかないから、戦力的に詰まった時点でモフモフが拾ってくるのを祈るか何回かに1回勝ちながら素材を拾える事を祈って只管負け続けるしかなくてめちゃくちゃストレス溜まるし人離れ起こす理由になり得る。


せめて体力だけでも最高レアの子たちと同じにしてほしい。



巨神に勝てないなら強化を諦めて勝てるレベルでストーリー進めてねって事だったんだろうけどそれにしても神器の解放、強化に対して敵のインフレが極端過ぎた。



まあこうやって難易度緩和してくれるだけで長持ちさせるつもりあるんだろうなって思えて印象は良い。



まあ兎にも角にもストーリーが面白い事は変わらないので読み終わるまでは全然続けられるパワーある。


「ウルトラマンZ 6話」実質ウルトラマンジードの何話目辺り?

ジードの怪獣出てきたし主題歌と挿入歌流して変身バンクもあるし技も沢山使ったし大体ジードそのもの。


バトルバトルバトルなのも坂本監督の良さが出てるから見てて気持ちいいね。



・ギルバリスの倒し方


ジード劇場版であれだけ苦労したギルバリスがまんま出てきてドーなっちゃうのかと思ったけどあの時とはまた違ったアプローチで倒してて再登場させる意義もあるなって思った。


ガワを倒した後の本体がネットで修復する為の素材を探してる事を逆手に取っておびき出すのも良かったし、1/3人前のZと戦う時は不完全な状態にしててあの頃の戦いが小さくならない様にしてたのが好印象。


初戦でギャラクシーライジングに割とあっさり倒されてたのはまあガワを倒すだけならタロウ単体でも倒せはするからあり得なくはないかなとは思う。(タロウを過小評価してる訳ではない)



・今週の隊長


回想を交えてちゃんとギルバリスを知ってる事を見せて初見に対するフォローしてたのは良い。


そしてジャグラーの顔見知りのリクと出会って良いやつなのか悪いやつなのか分からんけどそう悪いやつでもなさそうなフワッとした空気を出してたのも良かった。


実際のところなんで隊長やってるのか真面目に分からんし、どこまでZのお話の深い所に関わってるのかも分からん。


ただこれまでのジャグラーの行動を考えると気まぐれで隊長やってる訳ではなさそうだから何かしら大きな敵に備えてるのかもしれない。



・師匠……早くないですか?


5話でジャグラー、6話でジード、7話でゼロ……。


半クールでエンジン全開フルスロットルになってるZが行き着く先はどこなのか。


まあ今回からセレブロ君が本格活動し始めたっぽいし、デビルスプリンターがなんなのかも緩く提示したし、8話辺りからZの物語が始まるのかなとは思ってる。


ゼロ10周年&田口清隆流のニュージェネ総決算らしく過去作から色んなキャラや要素が出てきてて1〜4話で食いついた新規の視聴者がどれだけ付いて行けるのか不安になったりもするけどまあ私が心配してもドーにもならないので過去作への導線くらいに緩く考えておこう。


みんな振り落とされないでね。

一緒にリアタイ追いかけて盛り上がっていこうな。

「巨神と誓女」放置ゲーっぽいけど全然違う、雰囲気ゲーなのは本当

リリース2日目から4日目の今日まで結構夢中になって遊んでるゲーム。



最初にみんなが一番気にしてること言う。


ガチャの確率は☆5:5%☆4:15%☆3:80%

ブラゲー基準だとかなり高い。


10連で☆4補償とか11連になるとかは無いけど補って余りあるくらいには☆5は出るし石以外でもミッションクリアした時の専用ポイントでも10連引けるから見た目の印象よりも全然ガチャ回せるし石を他の要素に回しやすい。




ここから本編


まず起動していきなり灰色の背景と訳わからんポエムとあり得ないくらい長くて飛ばせないチュートリアルをぶつけられて大半の人はサヨナラしちゃいそうなんだけどここで無理そうなら多分無理なのでブラウザバックするのも自由。


だけど乗り越える事ができた人ならきっと楽しめるゲーム。



真面目な話するとこのゲームめちゃくちゃめんどくさい。


令和に作られたとは思えないくらい説明してるようで説明してないし運が絡みまくるしその辺でストレス溜まる人はやってけないと思う。


でも悪いところの何倍もストーリーの良さがある。


よくある雰囲気ゲーって言われたらそうなんだけど少なくともブラゲーの中だとトップクラスに設定監修というかシリーズ構成というか全体の纏まりが良くて引き込まれる。


ゲームの流れとしてはガチャして誓女って呼ばれてるキャラ達を手に入れて巨神を倒して倒して倒しまくりながら巨神に纏わるストーリーを解放していって


各々の巨神は中世ファンタジー、和風戦国もの、SF、現代って感じで舞台はバラバラなんだけど色んな話を見ていくと其々に繋がりが見えてくるのがめちゃくちゃ楽しいし引き込まれる。


そして巨神の物語の中に「これどう考えてもこの誓女の生前?の姿だよな」ってキャラクターが出てくるとマジでテンション上がるしアハ体験的な気持ち良さがある。


あとシンプルにオムニバスショートショートとしてかなり出来が良い、読ませるパワーがあるのはこの手のゲームとしてはかなり珍しいしそれだけで遊ぶ理由になる。



攻略的な面では狩ゲー謳ってるくらいなのでモンハンもびっくりするくらい只管巨神と戦い続ける事になる。


しかも、バランス調整がちゃんと出来てないので「この巨神を倒す為にあの巨神(まだ見ぬ強い巨神)の素材が"沢山"必要」なんて事がざらであるし、デイリー巨神の素材の要求量も多いくせに1日に戦える回数が決まってる上に少ないから強化が頭打ちになる形で詰まった時の絶望感が半端ない。


勝てるかどうか分からん巨神相手にお祈りしながら突撃して決して泥率が高いとは言えない素材を集め続けることになる。ストーリー追いかける楽しみがなかったら続けられない。



まあ素材を増やせるプラントや採集の仕様を考えると短い期間でバーっと強くするんじゃなくて長い時間をかけてじっくり強くしていくタイプのゲームなんだと思う。


私みたいに家にいる間殆どの時間使って遊ぶような狂人に合わせた設定じゃないのは確かなのでそういう人たちはパワーレベリングしましょう。



あ!あと個人的に凄い大切な要素としてフレンド、ギルド、対人、共闘といったソーシャルな要素は一切ありません!快適!




総じてセカイ系っぽい雰囲気要素強めのストーリーやショートショートが読みたい人や辛い、苦しいって言いながら素材を集め続けるのが好きな人にはめちゃオススメできるゲーム。


結構面白いよ。

「天国と地獄」今更見てるシリーズ

生まれる前の作品に対して今更見るも何もないのだけれど。


知らない人でも知ってそうな超有名映画監督「黒澤明」の映画「天国と地獄」見ました。


この映画むかーし昔の小学生くらいの頃に一度見た事ある筈なんだけど、オチが全く思い出せなかったから今回改めて見た。



大雑把な内容としては、大金持ちの息子と間違われて運転手の子どもが誘拐された事件を通して

前半で大金持ちである権藤の人柄と苦悩を、後半では権藤の決断に報いるべく犯人逮捕に尽力する警察官を、そしてラスト数分で犯人の人柄を描いてる。



まあ面白いね。

いやまあ50年後にも残ってる映画なので当然といえば当然なんだけども。



前半で権藤は他人の息子の為に自分と家族の将来がかかった5000万円を投げ出したり貧乏から這い上がって今の地位を築いたり、現場の人たちから慕われてることを説明してくれてるからラストの犯人との面会のシーンがめちゃくちゃ機能してる。



私は無限に未見の人を意識し続けてるからどこまで言っていいのかさっぱり分からないんだけど


犯人の動機がね、めーっちゃ薄ーく見えるのが良くできてる。

こっちは権藤の人となりをある程度知ってるから犯人の拗らせたプライドの高さとか心の弱さみたいなものが数分のごく短い時間で深く描けてるのが分かるし全部このやり取りする為の準備なんだなって感じる。



あと単純に事件を追ってくサスペンスとしても楽しめるし古い映画だけど根っこは普遍的なものだから今見ても超面白いと思います。


白黒映画やサスペンス映画に対抗がない人は是非見てね。


「容疑者Xの献身」思ってたよりも面白かった

ガリレオのドラマは当時見ててまあそれなりに楽しんでたし劇場版の存在も知っては居たんだけど何となく見ないまま10年以上経ってた。


朧げな記憶ではあるけど当時の番宣のノリが良い意味でアホっぽかったテレビ版とは違ってなんだかかったるそうな雰囲気を出してたから


「あー、映画だからちょっと真面目にやってお涙させたいのね」


なんて思って敬遠してそのままだったんだよね。


とはいえテレビ版で楽しんでた例のBGMと必殺技みたいな推理演出を劇場で見たかったかというとそうでもないのでそもそも興味なかったのかもしれない。



っていう感じだったんだけど最近になって今更勧められたのでまあ暇つぶし程度に見てみたところ



まあまあ割と結構面白かったね。



取ってつけたような雪山での虚無スペクタクルシーンはこれぞテレビドラマの劇場版!って感じで浮いてたし要らないと思うけどそれ以外は面白かった。



テレビ版のアホっぽさは雪山に吹き飛ばして結構真面目に推理サスペンスやってて楽しかった。


途中で一瞬しょーもなサイコ要素が出てきた時は色んな意味でハラハラしたけどその辺は杞憂だったのも好印象の一因。


10年越しに見る人がいるくらいだからネタバレになりそうな事はあまり言わないでおくけど、事件の構図が人情寄りなのは結構好みなだし、ギミックが綺麗に回収できる作りになってたのも見終わった時にかなり気分良かった。


終盤でタイトル要素回収した辺りになるとこのまま何となく終わっちゃうのかななんて不安があったりしたんだけど、この映画における柴咲コウ唯一にして最大の見せ場のお陰で解決パートまで突き進んでいったのは見ててホッとした。



そして最後の最後の堤真一の見せ場はまあ嘘っぽ過ぎてしょっぱいなーとは思ったけどここまで来たらその程度は許容出来るくらいには面白い映画だった。



愛っていうのは献身なのかもしれないねってそれらしい感傷に浸りたい時にはこの映画がお勧め。