今週の感想

ここはチラシの裏、もしくは壁だ

「ウルトラマンタイガ 」の6話までとこれからを語るぞ

タイガは今のところニュージェネでもトップクラスに面白いと思ってる。

1話の「バディゴー!」はほぼ全編説明だったから微妙っちゃ微妙なんだけど、アバンで先輩アイテム収集を強引に終わらせて今後ドラマに尺を割けるように準備したり、変身バンクも決め台詞を細々長々喋らせなかったり、動作そのものをシンプルにして体感時間を短く感じられるようにしてたりと前作までの問題点を改善していて期待できる内容ではあった。

2話「トレギア」では主人公のヒロユキが昔飼っていたペットが怪獣兵器となって街で暴れるというハードな展開だったのだがこのことについてヒロユキが答えを出す前にトレギアが殺しちゃったので保留になってしまった。

他にも逃げる一般人を助けるか変身して怪獣と戦うかでヒロユキとタイガが対立する場面があるがその後触れられず物語上で特に意味はなかったのが残念、これらの要素は今後絶対拾ってほしい。

ただウルトラマンだけでなく人間のヒロユキもトレギアと因縁が出来たのは好印象。

3話「星の復讐者」は読んで字の如く事故によって妻と共に死亡した男がトレギアによって蘇らせられ事故の原因を作った会社の社長に復讐しようとする話。

この話は新キャラクター タイタスの紹介と物語の展開がとても上手くマッチしていてかなり評価が高い。ニュージェネシリーズは新キャラ紹介や玩具の宣伝の仕方がかなり下手くそなのでこういった部分が改善されてるのはそれだけで嬉しくなる。1話でも似たようなこと言ったな、何度でも言うぞ。

あとこの話でタイガとヒロユキがデブリの処理についてのやり取りがあったけどここはタイガがまだ地球に対してどこまで介入していいのか分かってない感じが出ていて今後その辺を活かしてくれるなら良いシーンだと思うがその場の雰囲気だけのそれっぽいシーンがニュージェネシリーズは多過ぎるので少し怖い。

あとタイタスと一体化した時にまだ未登場かつ来週登場する事が確定しているフーマを交えた桃園の誓い回想を入れるのはどうかと思う。案の定次回も同じような桃園やるし。

4話「群狼の挽歌」はアウトロー路線。ヤクザと元ヤクザの喧嘩だ!祭りだ!祭りだ!うぉー!

ここでホマレの過去が少し明かされて元ヤクザで腕っ節がかなり強い宇宙人であることが判明する。暴力では何も解決しないと言いながら暴力に訴える事しか出来ないホマレ先輩はかなり哀愁漂うキャラになってて魅力が増し増し。あとトレギアとの因縁ができたのも良い。

この話では新キャラクター フーマの紹介も行われるのだがあまりにもあまりにも唐突に登場する上に性格も話の雰囲気から浮いていたので前回の丁寧さは何だったのかと思うくらいいつものニュージェネ。

5話「きみの決める未来」はピリカ回。ピリカが町で出会い意気投合した女性、葵はセグメゲルという怪獣を神として崇め、セグメゲルの為に他の星を侵略して回る宇宙人だった!

この話では仕事の為に自分の意志を捻じ曲げるべきではないといった話が展開していくのだが葵の置かれてる状況は仕事というよりも宗教、土着信仰、環境による文化の違いなのでこのキャラクター設定でその展開の仕方は無理筋では?という印象。あとピリカの掘り下げも前回次回と比べると全然足りてない、無に近い。

あと前回もそうなのだけど地球人に擬態してる宇宙人が死ぬ時は元の姿に戻って死んでほしい。その方が好み。

6話「円盤が来ない」では星の世界に帰りたいおじさんを通じてカナの紹介が行われた。

カナはイージスを設立する前は警視庁外事X課に所属しているエリートさんで宇宙に帰りたいと泣いている宇宙人の子どもを守ってあげられなかった過去を持つ。

そしておじさんは星の世界に帰りたいと言いながらも地球に愛着があるのを自覚し最後は留まる決意をする。

この話については直近で語ったばっかりだから割愛。

さてこれからタイガがどうなっていったら俺好みか。

宇宙人が密かに暮らしている地球を舞台にしているのもあって最終的には宇宙人が擬態せずにそのままの姿で地球人と暮らしていけるようになったらとても嬉しいしガイアで描いた地球に住む怪獣との共存からさらに1歩進めてるように思う。

大切なのは他者に対する理解、住み分けも含めた共存のための模索、理性を持って接し続けること、決して許しておけないのは人と人との繋がりを悪意を持ってかき乱しそれらの実現を阻む存在。

要するにこれまで話で扱ったテーマをもっと掘り下げたり発展させて行って最終的にそれらをまとめて欲しいって事ですね。

移民がどうこうは日本でも考えなきゃいけない問題になってきてるし良いテーマだと思うからこの辺詰めてほしいな。

そうなるとバルタン星人絡めたくなるのがオタク心だけどまあないかな。