今週の感想

ここはチラシの裏、もしくは壁だ

「ウルトラマンZ 5話」お待たせしました。闇の力、お借りします!

もうガッツリに隊長がジャグラーだって明かしてきてZはこれからますます面白くなるねぇ。


変身口上も変身バンクの黒タイツも指くいくい挑発も何もかんもジャグラーだしゼッパンドン!さいこー!


変身バンクまでやってくれるとは思ってなかったから本当嬉しいし楽しい。



・映像凝ってる


今回の目玉は当然ジャグラスジャグラーな訳なんだけど映像というか画作りも良かった。


吹き飛ばされる車視点でペギラを映した後にミニチュア踏みつけさせたりとか空中戦したりとかカメラ凍らせたりとか他にも色々あってそれらは良い意味で田口清隆の影響が出てる。


Xの時もそうだったけど彼のエネルギーに釣られて他のスタッフもどんどん良い映像撮ってくれるのが田口清隆がメインで参加する事の一番の恩恵だと思う。



・セブンガー……


今回で既にそうなってるんだけど、恐らくこれからセブンガーは完全に旧式扱いになっていって敵わない描写が増えていくんだろうなと思うと寂しい反面、終盤で最後の砦としてセブンガーが引っ張り出されるんだろうなとも思えるからその辺の楽しみもある。



・隊長のこれからが気になる


ついに明かされた隊長の秘密。


まあ公然の秘密みたいなもんだったけどやっぱりジャグラーでした。


ここで大事なのは「隊長がジャグラーかどうか」じゃなくて「ジャグラーが隊長になって何をするつもりなのか」だからそこを変に引っ張らないのは去年までじゃ考えられない様な事。


更に放送から1ヶ月経ってみんながZに慣れてきた所での爆弾だから飽きさせないようにもなってて良い。




Zとハルキの掛け合いやセブンガーで新規の心を掴み、慣れてきた頃合いの5話でジャグラー、6話のジードで旧作ファンの心も離すまいとするZの快進撃。


この勢いがずっと続いていってほしい。

「ウルトラマンZ 4話」ウィンダム回……いやジャグラー回!

ラスト1分と次回予告で本編の内容全部吹き飛んだ

なんとか思い出してみる



・細々と前回の要素を拾っていくのは良い


ウィンダムの起動に必要な電力を確保する為にネロンガの角にある器官を利用するっていうのは個々の話が繋がってる感じがしてかなり好き。


セブンガーの発展系だからより人型に近付いてるみたいな理由付けもそれっぽくて良い。



ジラース要素強過ぎる!


そして苦労した末に起動させたウィンダムはめちゃくちゃ強い!


ベータスマッシュと互角に戦うテレスドン相手を一方的にダウンさせられるパワー!


だけどエリマキテレスドンはもっと強い!


βの光線も効かないし謎拡散ビームでウィンダム諸共ウルトラマンを蹴散らす!


やっぱジラースって実質某大御所怪獣みたいなものだしパワーが違うんだな。



・ヘビラス隊長……?もしかしてジャグクラだったんですか……!?



本編が良い感じに終わったと思ったら怪しい表情をし始めるジャグラー隊長。


悪い顔隠さなくなってきたなとか考えてたら次回予告でヘビクラが!


変に引っ張らずにまんまストレートに出してきてビックリしたしジャグラーがZとどういう絡み方するのかマジで気になる。


そもそも敵か味方かってところからだしな。



そしてジャグラーが出てくるなら夕陽の風来坊もどっかで出てきてほしいなと思うのがオタクの悪いところ。


気になります。

「ウルトラマンZ 3話」愉快な外人登場

今回は特空機の予算確保するためにお偉いさんに良いところ見せるぜ!を軸にして、怪獣輸送作戦だったり花粉症のゴモラや楽しそうにしてる外国のおじさんが出てきたりプロレスウルトラマンだったり愉快な話



・野暮っちゃ野暮だが


それはそれとして花粉舞う山中で眠り続けてたゴモラが街でくしゃみして目覚めたり、そもそも輸送経路に街のど真ん中が入ってたり、一向に逃げないお偉いさんとツッコミどころは多い。


セブンガーの有線ケーブルに四苦八苦してる現場のモブ隊員がいたり細かいディティールがしっかりしてる分その辺が余計に気になってしまった。


勿論、輸送作戦を直に見せてアピールさせたいとか既存怪獣のありそうでなかった新しい一面を見せたいとかの意図は何となく分かるけどね。



・次回予告で思い出した


っていうか1話の終わりになんか悪そうな人がいたけど3話までなんもしてないね。名前もちゃんと覚えてないレベル。


オーブ以降のパターンだと最初からライバルポジのキャラが出てきてバンバン怪獣に変身したり召喚したりしてたから落ち着いて怪獣ドラマやってるZは懐かしさがある。



そんなこんなで来週は特空機2号ウィンダム登場でウルトラマンとの共闘が見られそうでビジュアル的な楽しみもあるし、いよいよ悪そうな人が本格的に登場するので連続ドラマ的な楽しみも出てくるのでZの良し悪しはここから始まるって感じ。

「ウルトラマンZ 2話」当たり前だけど凄いこと

今週もしっかり怪獣ドラマやってたね。



・話のまとめ方が良い


透明怪獣ネロンガの特性と対策と魅力

前回説明を省いたゲネガークやゼロ師匠、ゼットの目的を説明

各レギュラーのキャラ紹介


これを本編時間20分少々で描いてるのこれまでのニュージェネシリーズを考慮すると本当凄いし偉い。



・掛け合い良いよね


ゼットとハルキの掛け合いがめっちゃ良い。


この2人のシュールなやり取りはセンスによる所が大きい気もするので、脚本や監督が変わった時にどれだけ維持できてるのかは気になる。



・隊長、その声音は……


こいつジャグラーだろ

ハルキと組み手してるシーン途中からちょっと滲み出てたぞ


それは置いといても冒頭でハルキの体調を心配してる事からジャグラー関係なしにウルトラマンの存在に気付いてるのはほぼ確定かな。



・さて次回


次回は何だかんだメイン級は久しぶりなゴモラが大暴れ。


ドラマ部分はヨウコ先輩が持ってるウルトラマンのメダルがどうやってハルキ(ゼット)に譲渡されるのかが見どころ。


恐らくピンチに陥ったゼットに対して投げ渡すとかになるのかな?分からんけど。



っていうか今回の超低空飛行からのエメリウム光線的な何かとかネロンガの気配を感じ取るところとか、ゼスティウム光線の撃つ時の映像めちゃカッコ良かった。


前回も光線の撃ち合いで花火みたいになったりとか着地して破片がパラパラ舞ったりとかビルに突っ込んで一瞬会議室映したりとかの映像も良かった。


田口清隆の発想の仕方が完全に怪獣物に特化してる感じがあって凄く好きだし防衛隊の描写もメリハリきいてて良い。末長く怪獣と防衛隊を撮り続けてほしい。


「情婦」おじいちゃんがめちゃくちゃかわいい

エンドクレジットで「まだ見てない人にはオチを話しちゃダメだよ」的な注意書きが出るような映画だからオチは言わないでおく。

この映画何が良いって弁護士のおじいちゃんがかわいい過ぎるところ。

開幕から看護師のおばちゃんとの漫才見せてくれたお陰で一気にこの映画見るテンションになれた。

杖に葉巻隠してる(ネタバレではありません)のが一瞬でバレるシーンとか弁護士仲間や依頼人まで使って何とかして葉巻吸おうとするやり取りとか最高にかわいかった。

中盤以降になると当然のように葉巻吸ってるんだけど執事と共謀して薬飲む為のココアを入れてる魔法瓶とブランデー入れてる魔法瓶を巧妙に入れ替えたり(ネタバレではありません)
兎に角看護師のおばちゃんとの妙なバトルを見せてくれるから飽きない。

つまり、不利な状況に立たされてる依頼人の無罪を何とかして証明する系の法廷ミステリーっていう堅苦しそうな話の中に適度な笑いを入れて見易くしてるのはとても好き。

肝心要のミステリー部分も普通に出来が良くて面白いし注意書きされるくらいにはどんでんが返ってるからこのジャンル好きなら見てもいいかもね。

「ウルトラマンZ 第1話」案外本格派特撮ドラマだった

端的に言うと面白かったよ。


田口清隆の安心感

ウルトラマンX」「ウルトラマンオーブ」でメイン監督を務めていた田口清隆が久しぶりにガッツリ関わるってだけで嬉しい。

ストーリー面に関しては今後どうなるか分からんけど特撮と演出に関しては問題無しでしょう。

とはいえ田口清隆自身と「怪獣倶楽部」の吹原幸太がシリーズ構成を担当している点でも、まあなんとかなるっしょって気はする。希望的観測。



今作の変身バンク

販促面において前作「ウルトラマンタイガ」で一番のネックだった"変身プロセスが分かりづらい"問題。

今作では主人公であるハルキに対してウルトラマンZ本人が口頭で説明しながらの初変身という形にする事で解決させている。

間違えやすそうな部分をハルキに間違えさせてZに訂正させるというギャグ描写で注意喚起してるのも良い。

また、私たちのような大人になってもウルトラマン見続けてるどうかしてる人達に対しても

"1話限りかもしれないけど変身シーンに入ってもドラマがブチ切られずに継続している"

という前作までではほぼなかった取り組みをしていてかなりの改善が見受けられる。好印象。



ヘビクラ隊長……?

第1話のラストでウルトラメダルを回収してジャラジャラさせていた謎の手。

素直に読み取るなら直前のシーンで突然トイレに行くと言って部屋を出て行ったヘビクラ隊長が怪しい。

隊長役を務める青柳尊哉が「オーブ」でジャグラスジャグラーというライバルキャラを務めていたのも大いに関係している。

だって、ヘビクラ→蛇蔵ジャグラーなんだもん。

放送前はお遊びで付けた名前だと思ってたけど初回からいきなり怪しい描写してくるからその気になってくる。

まあ名前も含めてあからさまに怪しく見せてるからミスリードっぽい気もする。

どちらにせよ来週以降も楽しみです。



序盤に楽しい言ってるのはルーブもタイガも同じなので大事なのはこれから。

「ゴジラ(1954)」

この前「レディプレイヤーワン」見て「ゴジラ対メカゴジラ」か「メカゴジラの逆襲」見たいなと思って録画漁ってたら初代発掘したので何年かぶりに見た


今更この映画に何かしら言うのもなんだけど恥ずかしい話ではあるけど何というか、1作目だからこそ出来たというか、令和になった今見るとゴジラにしてはストーリーがちゃんとしてるよね。


突如として現れた巨大な怪獣ゴジラを軸にして主人公とヒロインの恋愛要素が押し付けない程度にあって、古生物学者をやってるヒロインのお父さんがその立場からゴジラを殺すべきではないって主張してたり、ヒロインの元婚約者の科学者が自分が作り出してしまった超兵器について悩んだり……。


その辺の要素って下手だとかったるくなっちゃうんだけど上映時間の関係もあってシーン単位だとあっさり進行していくから見やすい。


あと初代に対して何言ってんだってなるけど、ゴジラのフォルムはまさにゴジラ!ってシルエットしてて凄く良い。


首から上は山椒魚かよみたいなちょっととぼけたような感じで目も虚ろで怖いと可愛いのに間の子みたいなのに腰から尻尾や腿にかけてめちゃくちゃガッシリしててマッシブさというか安定感があるのが凄くカッコいい。


トータルだと「モスラ対ゴジラ」のハンサム顔が好き過ぎるのでそちらに軍配が上がるけどゴジラらしさは初代だよね。


序盤の大戸島に暴風雨とゴジラが来るシーンの特撮も最高、この映画で一番好きな特撮。



所謂怪獣映画気分で見ると多分退屈するし、ある程度古典を見ている自覚は必要になってくるんだけど、それはそれとしてちゃんと面白い映画になってるので、怪獣や特撮が好きだけどまだ見た事ないよって人は食わず嫌いしないで見てほしい作品。


ちなみに好きなキャラは政治と新吉。